ハーレーのパーツやアパレルにスカルが使われている理由とは

スカルガソリンタンク

パーツのカスタムだけではなく、ハーレーはアパレル関係のグッズも種類が豊富です。ハーレー乗りにとっては愛車のカスタムに限らず、ハーレーに関するアパレルもこだわりポイントと言えます。

グッズの多くには「スカル(SKULL)」すなわち人間の頭蓋骨のイラストが使われています。グッズによって多少の違いはありますが、いずれもひと目見てスカルとわかるデザインです。日本では不吉なイメージのあるスカルですが、ハーレーの本場であるアメリカでは自由と平等のシンボルとしての意味があります。
人種のるつぼとも言われているアメリカは多民族国家であり、人によって容姿が大きく異なります。しかし、誰でも死んでしまえば骨に変わり、見た目では違いがわかりません。

そのため、スカルは人種や性別、年齢など様々な違いを超越している物の象徴として扱われているのです。自由や平等を愛する人はスカルを自身のトレードマークにすることがありますが、ハーレー乗りはその傾向が顕著です。
自由を求めて走り回る反体制のシンボルとして扱われていたため、あらゆる差異を否定するスカルをシンボルマークとして取り入れるのは自然な流れでした。ハーレーを形作る様々なパーツにスカルが刻印されると共に、ハーレー乗りが着るジャケットやズボン、パーカーなどのアパレルグッズにも個性的なデザインのスカルが使われるようになりました。現在ではハーレーとスカルは切っても切れない間柄と言えます。

ハーレーのパーツやアパレルグッズをスカルで揃えるのは自由と平等を愛する意思表示であると共に、おしゃれを楽しむ目的も含まれています。スカルを取り入れたファッションは日本ではあまり馴染みがないため、他との差別化を図るのに最適なのは間違いありません。