個性発信するならヘルメットの塗装

ヘルメット

バイクを走行する時に着用が義務付けられているヘルメットは、様々な検査によって安全性が確立された物だけが販売されています。そのため、バイクのパーツのように元の形状を勝手に変えることは認められていません。ただし、色やデザインの変更については許可されているので、塗装によって自分だけのオリジナルのヘルメットを手に入れることはできます。

塗装をするにあたって最初に行うのがパーツの取り外しです。ハーレーのライダーで愛用者が多いと言われるフルフェイスタイプは前面に雨除けのフェイスシールドが装着されています。取り付けた状態でも作業を行っても問題はありませんが、万が一塗料が付着してしまうと落とす手間が掛かってしまうので事前に外しておくことが基本です。構造上取り外しができない場合はマスキングなどで覆っておくと後々の作業がスムーズに進みます。

沢山のハーレー

次に行うのがサーフェイサーの塗布です。サーフェイサーとは下地となる塗料のことで、塗装の発色や定着などの効果を高める役割を担っています。中にはこの作業を飛ばしてしまう人もいますが、質感が悪くなったり全体に色ムラができてしまうこともあるのでしっかり行わなければいけません。この時に使用に伴う傷などがある場合は埋めておくことも大事なポイントになります。

サーフェイサーを全体に満遍なく塗布したらここからが本格的な塗装作業です。ヘルメットの塗装は繰り返すことで光沢が出るようになるので、1回で終わらせずに数回に分けて行うやり方が最適と言えます。市販されている塗料であれば平均20分前後で乾きますが、季節によっては数時間掛かるケースも珍しくありません。乾燥しずらい冬場の作業ではできるだけ時間に余裕を持って作業を行うことが大切です。